家族で取組む養蜂業 (えびじゅん食育タイムズ ―R6-168(通算534号)―)
9月例会(かごしまホンモノの食研究会)は、西垂水さくらさんによる「ハチミツ」の話でした。話を聴きながらみんなでハチミツの食味をしました。
このハチミツは、通常西垂水養蜂園の産直販売所(南九州市知覧町西元)でソフトクリームにかけ放題のハチミツです。
以前南日本新聞に掲載されてお客様も増えているそうです。
講和ではこれら9種の蜂蜜の食味をしながら各特色も教えてもらいましたので、そのいくつかを紹介します。
- レンゲ蜜:まろやかで上品な甘さ
- アカシア蜜:クセがないスッキリした味
- みかん蜜:柑橘の甘い香り
- リンゴ蜜:クセのなくフルーティな味
- ソバ蜜:色も濃く黒糖のような強い香り。鉄分を多く含み抗酸化作用も高い
- あざみ蜜:濃厚な風味
- タンポポ蜜:初めはほのかな苦みがやがて上品な甘さに
- シコロ蜜:コクのある甘みと柑橘系の香り、シコロはミカン属でキハダとも
といった特色があるそうです。
例会の主催者のかごしまホンモノの食研究会のメンバーには、ソムリエ(ワイン)、焼酎マイスターや健康食品会社の社長、麹屋の社員、飲食店オーナーなどがいます。食味をしながら、どのお酒にあいそうだとの話もでました。
すると、さくらさんもハーブ系の花なので、とか、柑橘系なのでそのお酒に合うかもですねと、さらに詳しく特徴を説明してもらいました。
養蜂業の娘として、小さい頃からミツバチ、ハチミツに関わりながらも別な道に就職したさくらさんですが、新たな気持ちで家業に入り、今では産直販売店の看板娘です。
えびつまの実家もすぐ近くで、さくらさんとうちの娘も一緒に遊んだり、兄さんの栄太君は私の教え子でもあったこともあり、さくらさんを昔から見てましたが、とても立派な社員に成長してきたようです。
家業で取組む養蜂業の話はとても勉強になりました。
※そばアレルギーの方は摂取しないでということです。