研究会レポート

鹿児島の特産品や作り手のこだわり等をレポートします

「さつまいもの立枯・腐敗の原因について」井上栄明氏

Tag:2018

2019年7月23日(火)  かごしまホンモノの食研究会 7月定例会


「かんしょ産地で発生している立枯・塊根腐敗症状の原因とその抑制対策」についての講話
三井化学アグロ株式会社
井上栄明氏

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2018年12月に、鹿児島県はサツマイモのツルや根を腐らすなどの被害を出す「サツマイモ基腐(もとぐされ)病」(仮称)と「サツマイモ乾腐(かんぷ)病」の2種類の病原菌を確認した、と発表しました。
県病害虫防除所によれば、作付面積の約2割で被害が広がったとみられるとの事。
農林水産省によれば、鹿児島県の2017年のサツマイモ収穫量は、国内最大の28万2千トン。

原料用さつまいも等の病害対策について
さつまいも立枯・塊根腐敗症状の発生助長要因と対策。
大隅や南薩地域を中心に発生した,さつまいものつる枯れやいもの腐敗について,国等との共同研究で実施したさつまいも圃場の疫学調査等により,発生を助長する要因が明らかになりました。このことから,防止対策を徹底を呼びかけています。

【発生を助長する主な要因】
苗消毒を実施していない
降雨後,ほ場内に停滞水が生じやすい
過去にほ場で立枯・塊根腐敗症状が発生

【主な防止対策】
植付前の苗消毒を徹底する
排水対策を十分に行う
可能な場合は,土壌殺菌剤で土壌消毒を行う
http://www.pref.kagoshima.jp/ag05/sangyo-rodo/nogyo/gizyutu/taisaku/satumaimo-byogai.html

生産者向け資料添付(PDF:467KB)
http://www.pref.kagoshima.jp/ag05/sangyo-rodo/nogyo/gizyutu/taisaku/documents/70898_20190329145718-1.pdf

資料のダウンロード
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/Stem_blight_and_storage_tuber_rot_of_sweetpotato.pdf

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